三井E&SとLiberaware、コンテナ用岸壁クレーンの構造物内部点検に小型ドローン活用の実証実験

三井E&SとLiberaware、コンテナ用岸壁クレーンの構造物内部点検に小型ドローン活用の実証実験

安全性や品質の向上効果を確認

三井E&Sと小型産業用ドローンを手掛けるLiberaware(リベラウェア)は10月12日、Liberawareが開発した屋内空間専用の産業用小型ドローン「IBIS(アイビス)」をコンテナ用岸壁クレーンの構造物内点検に活用する実証実験を行ったと発表した。

コンテナ用岸壁クレーン構造物内部の点検作業の安全性と点検品質の向上を目指し、従来は人が構造物内に入って実施してきた点検作業を、小型ドローン「IBIS」による構造物内部の動画撮影と、動画の状態評価をオフィスなどで担うことにより、従来の点検方法と比較して「点検作業者の安全性の向上」と「動画撮影による点検品質の向上」を確認するとともに、点検後の「補修作業前の調査期間短縮」も期待できる結果になったという。

両社は今後、コンテナ用岸壁クレーンの詳細定期診断や、顧客の要望に応じ、IBISを使用した構造物内部の点検を提供していくことを検討する。三井E&Sが提供する「次世代クレーンモニタリングシステム(CARMS)」と本点検結果を連携させ、クレーンの維持管理をより効率的に行うことも視野に入れている。


クレーン構造物内部を点検


マンホールからIBISを進入させクレーン構造物壁面を撮影

(藤原秀行)※いずれも三井E&S提供

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