協業を本格化、海運領域の脱炭素化貢献目指す
日本郵船は5月23日、洋上風力発電などに取り組むスタートアップのパワーエックス(東京都港区⻁ノ⾨)と資本・業務提携したと発表した。具体的な出資額など資本提携の詳細は開示していない。
両社は今年1月、パワーエックスが開発を手掛けている、洋上で生み出した電気を陸地に運搬する電気運搬船「Power ARK(パワーアーク)」の実用化に向け、協業する覚書を締結した。資本・業務提携でより関係を強化し、取り組みを加速させる。
日本郵船が持つ船舶の安定運航などのノウハウと、パワーエックスが取り扱う船舶用電池などの先進技術を組み合わせ、実証実験を展開。海運領域の脱炭素化への貢献を目指す。
Power ARKコンセンプト船のイメージ (パワーエックス提供)
(藤原秀行)