出光興産など2社から、「事実関係の認識などに相違」と争う姿勢
東洋埠頭は5月24日、2019年4月に川崎市の川崎支店構内で発生した火災で、被害を受けたとして出光興産とグループで発電事業を担う京浜バイオマスパワーの2社から計約40億5900万円の損賠賠償請求訴訟を起こされたと発表した。
提訴は3月28日付で、5月23日に訴状が東洋埠頭に届いたという。
東洋埠頭によると、火災は近隣の施設に延焼。京浜バイオマスパワーは延焼した施設で発電事業を展開しており、同施設は出光興産が所有していた。遅延損害金を除く損害賠償請求額は直接の被害を被った京浜バイオマスパワーが約37億9400万円、出光興産が約2億6500万円。
東洋埠頭は「事実関係の認識などに相違があるため、訴状の内容を精査の上、適切に対処する」と説明、事実関係を争う姿勢を見せている。
(藤原秀行)