国内15カ所目、トラック輸送など多様なサービス提供
商船三井ロジスティクスは5月26日、ベトナム現地法人のMOL Logistics(Vietnam)Inc.が同国東南部バリアブンタウ省のカイメップ工業団地に新たな営業拠点を開設、5月16日に営業を開始したと発表した。
ベトナム南部で唯一の国際深水港カイメップ・チーバイ(Cai Mep Thi Vai)港があるバリアブンタウ省は大規模な経済政策が進められており、省内には日系企業が多く入居する特別工業団地Phu My 3 Industrial Park をはじめ、数多くの工業団地が存在している。
同省はホーチミンから車で1時間強。大型船が寄港できる港を有するため、北米・欧州への直行便を確保しやすく、国際物流に有利な立地となっている。隣接するドンナイ(Dong Nai)省に2025年開港が予定されているロンタイン国際空港(Long Thanh International Airport)からも30キロメートルとアクセスが良く、戦略的に重要なロケーションとみている。
カイメップ工業団地内に新たな営業拠点を開設し、同団地を含む近郊工業団地、周辺地域進出の顧客向けに国内トラック輸送をはじめ、輸出入通関、据付搬入作業、積み込み/積み下ろし、クロスボーダー輸送など多様な物流サービスを提供する。
ベトナム現地法人が同国内で運営する拠点は15に達した。世界ネットワーク全体の自営拠点は26カ国・137拠点に上っている。
MOL Logistics (Vietnam) Inc., Ba Ria – Vung Tau Office入居ビル外観
MOL Logistics (Vietnam) Inc., Ba Ria – Vung Tau Officeエントランス(いずれもプレスリリースより引用)
MOL Logistics (Vietnam) Inc., Ba Ria – Vung Tau Office所在地(Googleマップより引用)
(藤原秀行)