事業基盤強化、東西間の中継拠点活用も視野に
澁澤倉庫は5月31日、静岡県を地盤とする物流企業の平和みらい(静岡市)の株式を7月に追加取得し、連結子会社化すると発表した。
現在は澁澤倉庫と澁澤陸運で平和みらい株式の約2割を保有しているが、61.8%まで高める予定。株式取得額は開示していない。
平和みらいは1950年設立。食品や日用雑貨の共同配送、冷蔵・冷凍を含む様々な温度帯に対応した物流サービスのほか、製造の一端を担う自動車ガラス向けの流通生産事業なども手掛けている。
澁澤倉庫は平和みらいを連結子会社化し、物流事業の基盤を強化するとともに、東西間の長距離運送の中継拠点として平和みらいの設備を活用することも視野に入れている。
平和みらいの2022年3月期の単独売上高は34億円、営業利益は1億2400万円だった。
(藤原秀行)