異常検知で運行管理者らへメールでアラート発出
スタートアップのenstem(東京都中央区入船)は6月8日、生体データを活用してドライバーの安全・健康の管理を実現する新サービス「Nobi for Driver」を正式にリリースしたと発表した。
物流・運送会社約20社の協力を得て、3月から3カ月間の実証実験を行い、サービスのリリースを決断した。
専用スマートウォッチ「Nobi Band」を装着し、アプリが取得する心拍データをリアルタイムで分析。運転中のドライバーの体調異常を検知すると運行管理者らへメールでアラートを出す。また、1分間でドライバーのその日の体調とストレス状態を計測することもできる。
運転中や「1分間チェック」の際に計測したデータを分析し、ドライバーに発生している異常の可能性を高・中・低の3段階で検知。データを蓄積してアラートの基準値を個人に最適化し、アラート検知の精度向上を図る。蓄積したデータからドライバーのアラート検知の傾向を知ることも可能。
(藤原秀行)※いずれもenstem提供