航空領域のCO2排出量削減を促進
ANAホールディングスは6月28日、荷主企業などと組んで環境負荷が低い航空燃料SAFを活用し、航空領域のCO2排出削減を図るプログラム「SAF Flight Initiative:For the Next Generation」に、伊藤忠商事、野村ホールディングス、運輸総合研究所など4者が参加したと発表した。
SAFはバイオマスや廃食油、排ガスなど原材料の生産・収集から、製造、燃焼までのライフサイクルでCO2排出量を従来燃料より大幅に削減し、既存のインフラをそのまま活用できる持続可能な航空燃料。4者の従業員らが出張で利用する際の全日本運輸(ANA)便がプログラムの対象となる。
SAF Flight Initiativeは温室効果ガス排出量の算定・報告の国際基準「GHGプロトコル」で求められている、企業の事業全体で間接的に発生するCO2排出量の削減(スコープ3)に貢献することを目指したプログラム。
昨年10月には物流・貨物の顧客を対象としたカーゴ・プログラムでスタート。日本通運や近鉄エクスプレス、郵船ロジスティクス、三井倉庫エクスプレス、三井倉庫サプライチェーンソリューションが参加している。旅客輸送面でもSAFの利用をさらに広げることを目指す。
(いずれもプレスリリースより引用)
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参加企業 | 伊藤忠商事株式会社、野村ホールディングス株式会社、一般社団法人運輸総合研究所等、計4社(2022年6月現在) | 日本通運株式会社、株式会社近鉄エクスプレス、郵船ロジスティクス株式会社、三井倉庫エクスプレス株式会社・三井倉庫サプライチェーンソリューション株式会社、計4社(2022年6月現在) |
参加方法 | 法人契約を締結 ※SAF Flight Initiativeウェブサイトよりお申込みいただけます。 https://www.ana.co.jp/ja/jp/topics/ana-future-promise/saf-flight-initiative/ |
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参加証明・認証 | 第三者機関の認証を受けたCO2削減証書を発行 | |
対象・用途 | 従業員の出張によるCO2排出を削減(Scope3のカテゴリー6) | 事業のバリューチェーンにおける輸送・配送(上流・下流)によるCO2排出を削減 (Scope3のカテゴリー4、9) |
その他 活用方法 |
SAF Flight Initiativeのパートナーとして弊社媒体での社名、 コーポレートシンボル等の提供 |
(藤原秀行)