JapanFuse、サプライチェーンの世界的混乱受け
国際物流の見積もり依頼業務を自動化するクラウドサービス「PortX(ポートエックス)」を運営しているJapanFuseは7月5日、多くの大手製造業・総合商社から要望があったPort-to-Port、Door-to-Doorにおける物流企業ごとのリードタイムデータを自動収集する機能を追加したと発表した。
(JapanFuse提供)
グローバルサプライチェーンを構築している大手製造業・総合商社にとってPort-to-Port、Door-to-Doorの部分の貿易コストをデータ化、管理することは非常に重要。併せて、サプライチェーンの混乱で貿易コストの高騰と沖待ちの急増が起きている現在の市況では貿易コストだけでなく、今まで暗黙知化されていたリードタイム(トランジットタイム)のリアルタイムでの可視化と管理の重要性が高まっている。
PortXユーザーからリードタイムのデータ化の要望が多く寄せられていたのに対応した。
今回のアップデートで見積り段階からリードタイムと起用キャリアにおける便名の構造化・データ化を実現。各データを人の手によって入力することなく、自動でデータ化できるようにしている。
PortXの利用を継続することで、自社が構築するグローバルサプライチェーンにおけるPort-to-Port、Door-to-Doorの「貿易コスト」と「リードタイム」のデータベースを構築、リアルタイムでの可視化ができると見込む。
(藤原秀行)