23年1月、企業のDX需要見込みサービス体制強化
鴻池運輸とシステム開発のRPAホールディングスは7月15日、両社の合弁会社で帳票類の電子化サービス「デジパス」を手掛けるシャイン(東京都港区虎ノ門)が、長崎県、長崎市の両者と立地協定を締結したと発表した。
シャインは2023年1月、デジパスのオペレーション拠点を長崎市内に開設する予定。
デジパスは顧客から送付される紙帳票のスキャンデータをAI-OCR(光学式文字読み取り)が読み取り、その認識結果をシャインのオペレーターが確認・補正してデータを確定させた後、顧客に返送している。
同拠点は電子化に際し、元の帳票に記入されている手書き文字をAI-OCRがより読み取りやすくするよう修正する作業などを担う。
シャインは現在、長崎市内にオペレーションの仮事業所を運営している。企業のDX化促進でデジパスの利用増が見込まれるため新たに拠点を設け、サービス体制を強化する。
協定調印式の様子(鴻池運輸提供)
(藤原秀行)