鴻池運輸・RPAHD共同出資のシャイン、現場の紙帳票データ化サービス開始

鴻池運輸・RPAHD共同出資のシャイン、現場の紙帳票データ化サービス開始

AI-OCRと人の確認・補正組み合わせ、業務負荷軽減・生産性向上を実現

鴻池運輸とRPAホールディングス(HD)は5月24日、両社が出資している、中小企業の業務デジタル化などを手掛けるシャイン(東京都港区虎ノ門)が納品書や検品書類、伝票など紙帳票をデータ化するサービス「デジパス」を4月に始めたと発表した。

デジパスは顧客から送付される紙帳票のスキャンデータをAI-OCR(光学式文字読み取り)が読み取り、その認識結果をシャインのオペレーターが確認・補正してデータを確定させた後、顧客に返送。オペレーターがチェックしたデータをAIが学習することで、AI-OCRの認識精度が高まり、精度をよりアップできると見込む。


(鴻池運輸、RPAHD提供)

物流現場はいまだに荷物の納品や出荷時の作業時に大量の紙帳票のやり取りが生じており、作業者の業務負荷軽減、生産性向上が喫緊の課題となっている。AI-OCRと人による確認・補正を組み合わせたワンストップサービスを提供することで業務負荷を軽減し、生産性向上と余力の創出にもつながるとみている。

(藤原秀行)

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