第1弾は労働時間管理容易にする「運行実績表」提供開始
トラック運送事業者の業務効率化支援を手掛けるスタートアップのAzoop(アズープ)は7月20日、クラウドベースで運送事業者の業務効率化を支援するサービス「トラッカーズマネージャー」に、トラックドライバーの時間外労働規制が強化される「2024年問題」に対応した新機能を追加したと発表した。
第1弾として、「運行実績表」を開発、7月に提供をスタートした。日々の日報情報を登録すれば、自動で労働時間を集計。運行実績表として個々のドライバーごとの労働時間を、月単位で可視化する。
運行実績詳細表では、拘束時間や休息期間、運転時間なども自動で計算し、改善基準告示に対応した形で表示する。「拘束時間15時間超過が週2回以上ある」場合などは自動で表示し、問題を早期に確認、対応できるよう後押しする。
(Azoop提供)
今後は、前日までの情報を基に、配車の際にアラートすることで、違反を未然防止する「改善基準告示アラート機能」「配車表での労働時間アラート」をリリースする予定。さらに、日報登録でデジタルタコグラフと自動連携することなども予定している。
(藤原秀行)