定期的な巡視やアセット保守を想定
三菱商事ロジスティクスは8月9日、ALSOK(綜合警備保障)の協力を得て、倉庫内でのドローン活用に関する実証実験を行ったと発表した。
ドローンによる動画を活用した定期的な循環巡視やアセットの保守は、従来は難易度の高かった上空からの監視を可能にするため、物流拠点の検知体制を飛躍的に高める可能性があると期待している。
実験は7月15日、埼玉県の松伏事業所の倉庫内で飛行試験を行い、安定性や操作性、画像解像度の面で良好な結果を得た。機体は壁面と貨物との位置関係を全方位の画像で検知。人やフォークリフトなどの動く標的も避けることができるため、三菱商事ロジスティクスは半自律飛行による常時監視により、将来はステークホルダーの間で即時に細密な情報を共有できるようになる可能性があるとみている。
今回の結果を分析し、倉庫内におけるドローン活用の可能性について、さらに検証を進めていく構え。
(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)