9月竣工、10月から2611坪利用
霞ヶ関キャピタルは8月25日、開発用地のソーシングと企画立案を手掛け、リーシングマネジメント業務を受託した千葉県市川市の物流施設開発プロジェクトに関し、SBSホールディングス傘下で食品物流を手掛けるSBSゼンツウが賃借することが決まったと発表した。竣工は9月の予定。賃貸借は10月1日からで、面積は2611坪。
(左:「LOGIFLAG COLD市川Ⅰ」外観、右:「LOGI FLAG COLD」ロゴ)
霞ヶ関キャピタルはECの利用増などで需要が拡大している物流施設の開発に注力。2030年にフロンガス完全撤廃を定めたフロン規制や、冷凍食品の消費増加などで需要が伸びている冷凍・冷蔵倉庫に着目している。
既存の冷凍・冷蔵倉庫は自家用利用が大半を占め、30年のフロン規制に伴い、既存の倉庫は建て直しや設備の再投資を迫られている。同社は環境に配慮した自然冷媒を利用した賃貸型の冷凍・冷蔵倉庫を開発、市場のニーズに対応しようとしている。
屋上には太陽光パネルを設置し、発電される電力の一部は入居テナントに供給する予定。「LOGIFLAG COLD市川Ⅰ」は霞ヶ関キャピタルが手掛ける冷凍・冷蔵倉庫としては第1弾の竣工となる。
開始する賃貸借契約の概要
(1)物件名 | LOGIFLAG COLD市川Ⅰ |
(2)テナント名 | SBSゼンツウ株式会社 |
(3)賃貸借面積 | 2,611.76坪(8,633.95㎡) |
(4)賃貸借契約開始日 | 2022年10月1日 |
LOGIFLAG COLD市川Ⅰの施設概要
(1)所在地 | 千葉県市川市加藤新田202番15 |
(2)交通 | 東京都心部から15km圏内 東京方面より東関東自動車道「千鳥町IC」0.8km |
(3)竣工 | 2022年9月予定 |
(4)構造 | 鉄骨造地上4階建て(耐火構造) |
(5)特徴 | 自然冷媒マイナス25℃設定の冷凍冷蔵倉庫 屋上に太陽光パネルを設置(DC:194.04kW/AC:150.00kW) |
(藤原秀行)