算出対象範囲を拡大、処理の高速化実現
NIPPON EXPRESSホールディングスは9月1日、日本通運が国内の輸送に伴うCO2排出量を可視化し、顧客のESG経営をサポートするサービス 「エコトランス・ナビ」 の機能を拡充し、「エコトランス・ナビ Ver.2」を同日リリースしたと発表した。
(プレスリリースより引用)
「エコトランス・ナビ」は、顧客の過去一定期間の輸送データを基に、現行の輸送モードと、より環境に優しい鉄道や海上輸送などの輸送モードのCO2排出量を一括計算。その差を可視化・レポート化するサービスとして2021年11月に開始した。
「エコトランス・ナビVer.2」は、CO2排出量の算出対象として日通の輸送サービスユーザーに加え、同社以外の輸送サービスを利用している顧客も追加。併せて、CO2排出量算出の処理能力を高速化し、従来は2~3週間程度要していたた算出時間を最短1日で済ませられるようになり、リポートを作成する時間を大幅に短縮、利便性が向上した。
今後、「特定荷主定期報告書」(資源エネルギー庁)や「物流効率化法申請用紙」(国土交通省)など 顧客から要望の多い公的機関へ提出するレポート機能の拡充についても取り組む。
<エコトランス・ナビVer2における変更点>
現行 | Ver.2 |
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1.当社輸送サービス以外にも拡大 | |
当社輸送サービスを利用している顧客に限定したサービス | 当社以外の輸送サービスを利用している顧客のCO2排出量についても算出対象とし、より多くのユーザーが利用できるサービスに変更 |
2.リポート作成の高速化 | |
1案件ごとの処理のため、依頼件数増加に伴いリポート作成までに最大で2~3週間の時間が必要 | システムによる自動算出機能を追加。 最短1日でリポート作成が可能 |
(藤原秀行)