参加企業・団体520超と過去最多、人手不足や脱炭素に対応の新技術・ソリューション多数お目見え
アジア最大級の物流に関する展示会「国際物流総合展2022」(主催・日本ロジスティクスシステム協会、日本能率協会など7団体)が9月13日、東京都江東区有明の東京ビッグサイトで開幕した。
物流展は今年で15回目を数え、出展企業・団体は526、2597ブース(共同出展含む、9月2日時点)と過去最多に達し、自動化・省人化への関心の高さがうかがえた。「ロジスティクスのNew Standard」のテーマの下、現場の人手不足や脱炭素化など物流が直面している課題の解決を後押しするための新たな技術や製品、ソリューションが多数お目見えしている。
併せて、出展者らによるセミナーも多数開催、情報発信にも努める。9月16日までの期間中、延べ8万人の来場を見込む。
会場では、人と協調してピッキング作業の効率化を実現する新型の自動搬送ロボット(AGV)、在庫の保管効率を高め入出庫作業もスピード化できる自動倉庫システム、水素エンジンを活用し温室効果ガスを排出しないフォークリフト、高速でパレットの荷積み・荷下ろしが可能なパレタイズ・デパレタイズロボットなどが多数登場している。
併せて、主催者の企画展示として「2024年問題の対応に向けて~ホワイト物流推進ソリューション特別展~」を会場内で公開。ホワイト物流運動の中で推奨されている取り組みを実現するためのトラックやドローンといった製品を展示し、ホワイト物流の意義をあらためて訴えている。
初日から多数の来場者が詰め掛けている東京ビッグサイト
(藤原秀行)