九州などで配達に遅れや休止
台風14号による大雨などの影響で、9月19日午前の時点で西日本を中心に広範囲で、営業所の一時窓口業務休止など宅配業務に混乱が生じている。
ヤマト運輸は同日午前11時現在の情報として、関西や九州、中国・四国、沖縄の全域で配達に遅れが生じる可能性があると説明。また、土砂崩れで県道が通行止めになっているため、埼玉県秩父市向けの荷物の引き受けを一時停止している。鹿児島県の奄美市、西之表市など一部自治体でも、同様に荷物の引き受けをストップしている。
また、宮崎や大分、鹿児島などの一部営業所も窓口業務を見合わせているほか、九州の広い範囲で集配業務を一時見合わせている。
佐川急便も9月19日現在、中国・四国・九州の16県で荷物の配達・預かりを停止。沖縄県も配達や預かりに遅れが出ている。同日午後以降は、関西の2府4県でも同様には立つや預かりに影響が出る見通し。
日本郵便も9月19日時点で、北海道、中国、四国、九州の各地方と沖縄県で引き受け・配達となる郵便物・ゆうパックなどの一部の配達に遅れが生じていると説明。特に沖縄で配達となる郵便物・ゆうパックなどの一部は船舶便の欠航が継続していたことに伴い、1週間から10日程度の遅れが出ているという。郵便局も同日午前9時現在、九州の36カ所で窓口業務を休止している。
(藤原秀行)