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【独自・物流展】パナソニックコネクト、サプライチェーン全体の可視化・最適化ソリューションを公表

【独自・物流展】パナソニックコネクト、サプライチェーン全体の可視化・最適化ソリューションを公表

米業務効率化支援ソフトウェア大手のブルーヨンダーと連携、発生し得るトラブルを事前検知

パナソニックコネクトは9月13~16日に東京都江東区有明の東京ビッグサイトで開かれた「国際物流総合展2022」(主催・日本ロジスティクスシステム協会、日本能率協会など7団体)で、傘下の米業務効率化支援ソフトウェア大手ブルーヨンダーが手掛けているサプライチェーン全体の可視化・最適化ソリューション「Luminate Control Tower(ルミネート・コントロール・タワー、LCT)」の概要を公表した。

国内外の物流拠点の運営状況など、企業が張り巡らせているサプライチェーン全体の稼働状態に関する情報をリアルタイムで収集・可視化し、発生し得るトラブルを事前検知。推奨する対策も自動的に提示するのが特徴だ。

既に欧米のグローバル企業などが採用、2021年にエジプトのスエズ運河で発生した座礁事故への迅速な対応など成果を挙げているという。パナソニックコネクトはブルーヨンダーと連携し、日本の企業にも利用を積極的に働き掛けていく考えだ。


パナソニックコネクトの展示ブース


LCTの展示

LCTは気象情報を通じて大雨や洪水といった自然災害の発生を把握するほか、生産の遅れや交通渋滞なども迅速に察知。AIを活用してトラックの到着予定時間などを予測するとともに、正確な在庫の状態を把握できるようにする。代替のルート設定なども自動で考案、提唱する。

パナソニックコネクトは、工場の稼働具合や在庫の数量などの状況変化をリアルタイムで把握、配送や入出荷を自動的に効率化・最適化していく「オートノマス(自律的な)サプライチェーン」の実現を目指しており、そのためにはブルーヨンダーとの連携を強化していくことが不可欠と説明している。LCTもオートノマスサプライチェーンの確立に向けた施策の一環。パナソニックコネクトは多様な情報を基に物流業務の効率化を果たすことを念頭に置いている。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な感染拡大)や相次ぐ災害、ロシアのウクライナ侵攻などでサプライチェーンの混乱が頻繁に起こるようになっているため、日本でもサプライチェーンの可視化・最適化ソリューションが役立つシーンが多いと期待。積極的に利用をアピールしていく考えだ。


LCTの画面イメージ。サプライヤーや製造委託先、輸送事業者、3PL事業者らサプライチェーン上のパートナーの状況をリアルタイムで可視化する(ブルーヨンダーウェブサイトより引用)

同社はほかにもブースで物流領域をメーンターゲットとしているソリューションを複数展示。このうち、倉庫内のシフト配置最適化ソリューションは、これまでの出荷実績をベースにAIがシフトを効果的にまとめるもので、時間帯や業別に必要な人数を算出する。実験の結果、シフトの作成時間は1チーム30人と設定した場合、旧来の24時間から7時間まで7割削減できることなど定量的な効果を確認している。計画と実際に効率良く作業をこなせたかどうかの実績評価・分析を進め、いかに改善していくかフィードバックできるのが特徴だ。

さらに、配送の見える化ソリューションや自動配車クラウドサービスなども出展。現場での作業を支える強固なタブレット端末「TOUGHBOOK(タフブック)」シリーズなども紹介した。


多様なソリューションを一括して陳列

(藤原秀行)

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