自律走行し郵便物取り扱い、省人化実現目指す
日本郵便は9月30日、名古屋市でロボットを使ったオフィスビル内の郵便物などの配送を試行的に実施すると発表した。
10月3～21日の間、名古屋市でNTT都市開発が運営している「アーバンネット名古屋ネクスタビル」で実施。ロボットは香港のRice Robotics（ライスロボティクス）が開発、アスラテックが販売を手掛けている自律走行型屋内配送ロボット「RICE（ライス）」を活用する。
ラストワンマイルにおける配送ロボットの可能性を検証し、省人化配送の実現とオフィスビルの物流機能向上につなげられるかどうかを見極めたい考え。
日本郵便は2020年3月に東京・大手町の本社ビルで社内便の配送をロボットで実施。21 年3月には千葉県のオートロック付きマンションで配送ロボットを活用した配送の試行を行った。今回は初めてオフィスビル内でテナント企業の郵便物などの配送・取り集め業務をロボットが担う。
用いるロボット（プレスリリースより引用）
（藤原秀行）
