世界発の完全電動飛行機「Alice」が米国で初飛行に成功

世界発の完全電動飛行機「Alice」が米国で初飛行に成功

DHL Expressが貨物輸送用に12機発注、温室効果ガス排出削減に期待

DHLジャパンは10月4日、イスラエルのスタートアップEviation Aircraft(エビエーションエアクラフト)が開発した世界初の完全電動コミューター機「Alice(アリス)」が9月27日、米ワシントン州のモーゼスレイクで初飛行に成功したと発表した。

現地のグラント・カウンティ国際空港(MWH)を離陸し、計8分間の飛行中に、高度3500フィート(約1070メートル)に到達した。

DHL ExpressはAliceを貨物機として12機発注している。温室効果ガス排出削減の有力な手段として期待している。


世界初飛行を行ったEviation社の完全電気式貨物機のAlice

DHL Expressのジョン・ピアソンCEO(最高経営責任者)は「ユニークでサステナブルなソリューションとして、Aliceは、当社のグローバルな航空ネットワークにおける二酸化炭素排出量の削減に大きく貢献し、最終的には2050年までに実質排出量ゼロを達成するという当社の目標をサポートします」とコメントしている。


DHLが発注している電気貨物機Aliceのイメージ(いずれもDHLジャパン提供)

(藤原秀行)

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