ファンドクリエーション、トラックのリースバック事業「FC車両リース」を開始

ファンドクリエーション、トラックのリースバック事業「FC車両リース」を開始

調達費用抑制、中小・零細事業者サポート狙う

ファンドクリエーショングループ子会社のファンドクリエーションは10月14日、中小のトラック運送事業者に対し、オペレーティングリースによるリースバック事業「FC車両リース」を開始したと発表した。

トラック運送はEC化率の上昇に伴って増え、今後も拡大することが見込まれているものの、トラック運送事業者の50%以上は保有車両数が10両以下の零細事業者で、保有車両数が11~200両の中小事業者まで含めると全事業者の99%以上を占める。

同社はトラック運送業界が今後も成長を続けるためには、経営基盤が脆弱な零細・中小事業者に対して、トラックなどの車両調達についてのソリューションが必要であると指摘。新たな支援策の提供に踏み切った。

ファンドクリエーショングループは、これまでにも国内外の不動産、金融商品や太陽光発電設備を対象アセットとする多様なビジネスを展開してきた。トラック運送業界の課題解決に資するため、新事業をスタートさせた。

大型貨物車両から中型・小型までの各種貨物車両を対象に設定。ファンドクリエーションが運送会社から車両を購入し、各車両を運送会社にリースバックすることでリース料収入を得る。トラックは資産価値が減じにくく、かつ市場規模が大きく中古市場に厚みがあるため、ファンドクリエーショングループは換金性の高い魅力的な投資対象と考えている。

(藤原秀行)※いずれもファンドクリエーショングループ提供

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