工場の構内搬送自動化需要取り込み図る
GROUNDは10月19日、製造業向けの人材派遣を手掛けるウイルテック(大阪市)と戦略的業務提携契約を締結したと発表した。具体的な出資額は開示していない。
ウイルテックの顧客ネットワークを活用し、GROUNDが展開している協働型自律移動ロボット「PEER(ピア)」など、ロボットを活用した業務効率化のソリューションを製造業にも売り込みたい考え。工場構内の部品や原材料の搬送需要を取り込むことを目指す。
提携を締結したGROUNDの宮田啓友社長CEO(最高経営責任者、左)とウイルテックの宮城力社長
また、GROUNDのR&Dセンター「playGROUND」と、ウイルテックが10月3日に新設したロボットソリューション施設「プロジェクトデザインセンター」などの事業拠点を共有し、ロボットのデモンストレーションや各種セミナーの企画・開催など連携することも想定している。
GROUNDのR&Dセンター「playGROUND」(左)とウイルテックの「プロジェクトデザインセンター」(いずれもGROUND提供)
(藤原秀行)