JR貨物は10月19日、同社の関東支社が10月13日から京葉銀行(千葉市)と提携し、多様な事業者に向けた物流最適化の提案を開始したと発表した。
物流における課題を抱える京葉銀行の顧客を中心に、JR貨物グループが持つ物流機能を最大限に生かした最適な総合物流ソリューションを共同提案する。貨物鉄道輸送の持つ環境性や大量性といった特性を活用し、2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)の達成やトラックドライバーの長時間労働規制が強化される「2024年問題」の解決に貢献していきたい考え。
提案としては、鉄道を基軸とした総合物流サービス、中長距離輸送や重量物輸送における最適ソリューションの提供などを想定している。両社共同でセミナーの開催などを企画する予定。
(藤原秀行)