ダイアログ実態調査、今後も予定なしが過半に
在庫・倉庫管理システム「W3 mimosa」を手掛けるダイアログ(https://www.dialog-inc.com/)は11月1日、倉庫業の経営者155人を対象とした、倉庫業の自動化に関する実態調査結果を公表した。
調査サマリー
調査概要
調査概要:倉庫業の自動化に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年10月3〜6日
有効回答:倉庫業の経営者155人
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100とはならない場合がある
自動化のレベルを尋ねたところ、「全く自動化できていない」が65.8%に達した。「保管・格納場所の自動化(LEVEL1)」や「発送する商品の運搬や梱包作業の自動化(LEVEL2)」、「完全自動化(LEVEL3)」を大きく引き離した。同社は個々のレベルの具体的な条件については言及していない。
「全く自動化できていない」と回答した102人に、今後の意向を聞いた結果、「自動化を検討していく」は10.9%にとどまり、「自動化の予定はない」が55.9%と過半数に上った。
「自動化を検討していく」と回答した11人に、自動化を検討するに当たっての課題を質問したところ(複数回答)、「導入コストが自社の予算に見合うかがわからない」が45.5%で最も多く、「どの自動化システムが自社にフィットするかがわからない」(27.3%)、「システム運用に関する従業員のリテラシー不足」(18.2%)と続いた。
「自動化を検討していく」と回答した11人に、自分の倉庫で自動化への対応を行っているかどうか聞くと、「行っている」が27.2%、「行っていない」が45.5%となった。
倉庫の自動化に関する2023年度の予算の状況については、155人のうち「予算は検討していない」が29.0%、「予算を検討している」が9.7%と明確に分かれた。ただ、「わからない/答えられない」は5割を超えた。
(藤原秀行)