システム内の稼働時間など蓄積
（AutoStore System提供）
自動倉庫「AutoStore（オートストア）」を手掛けるノルウェーのAutoStoreの日本法人AutoStore System（オートストアシステム）は11月16日、AutoStoreの新しいクラウドベースのサービスとデータプラットフォーム「Unify Analytics」を発表した。
新たなツールでAutoStoreを利用している企業は、システムからデータに基づくインサイトを取得できるため、業務上の課題の原因を容易に特定することが可能になるという。
Unify Analytics は、企業がリアルタイムの統計や分析を閲覧できるWeb アプリケーションと、外部のサードパーティアプリケーションを円滑に統合できるAPIの2つのバージョンで提供される。
運用情報を分かりやすく表示する複数のパフォーマンス分析ダッシュボードで構成。利用可能なデータはシステム内の稼働時間と停止数、ビン（商品を納める専用コンテナ）ごとの待ち時間、ロボットごとの平均距離、顧客がシステム内で準備したタスクの数（各時間）など。ソフトウェアやファームウェアが更新されているかどうかも表示する。
AutoStoreの開発者は今後、アラート機能を搭載することを計画している。設定した条件が発生すると、エンドユーザーにメールやSMSで通知、企業が業務上の課題へ迅速に対応できるようサポートするのが狙い。
（藤原秀行）
