技術実用化へ現地当局と共同
日本郵船は5月12日、自律運航システムを搭載した自動車専用船「Elder Leader」(エルダー・リーダー)が、4月29日にシンガポール港に初寄港し、グループのMTI、シンガポール海事港湾庁(MPA)の両者と共同で、自律運航システムと港湾システムの連携可能性を検証する実証試験を行ったと発表した。
本船は最新の自律運航システム、大動揺防止システム、船内全域をカバーするWi-Fiネットワークなどの最先端のマリンDX機器を搭載し、LNG(液化天然ガス)燃料化によりCO2排出量削減を見込む脱炭素設計も採用している。
日本郵船は2024年、MPAと海事分野における脱炭素化、デジタル化、人材育成の推進を目的とした覚書(MOU)を締結していた。今回の実証試験もその一環。
事前にリスクアセスメントを実施した上で、定められた航路を対象に乗組員とパイロットが立ち合って安全管理に努めながら、本船からMPAの次世代船舶交通管理システムプロトタイプへの航路計画データの送信、陸上支援システムから本船への水先航路情報の共有と本船からのライブデータ・映像の伝送がスムーズに行くかどうかなどをチェックした。
実証試験で得た知見は、MPAが構想する次世代船舶交通管理システムや、自律運航船と連携可能な陸上支援システムの検討に反映させる予定。
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用














