米アマゾン、AI使い在庫管理適正化を支援する新サービス発表

米アマゾン、AI使い在庫管理適正化を支援する新サービス発表

拠点ごとの配置割合など推奨、欠品や配達遅延を回避

米アマゾン・ドット・コムは11月30日、子会社のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が、在庫管理の適正化をサポートする新たなサービス「AWS Supply Chain(AWSサプライチェーン)」の提供を開始すると発表した。

顧客企業が使っているERP(統合基幹業務システム)などと連携し、在庫状況のデータを取得、現状を可視化。併せて、AIを使って商品の需要を予測し、最適な在庫の量や物流拠点ごとの配置の割合を推奨する。必要に応じて、特定の物流拠点で在庫を積み増すなど、欠品や配達遅延といったリスクを回避できるようにする。

顧客のサプライチェーンが抱える運営上のリスクを分析、あらかじめあぶり出すことで災害などのトラブルへ迅速に対応できる環境を整えるのが狙い。AWSサプライチェーンの利用企業の担当チームメンバーはチャットなどで情報をスピーディーに共有、意見調整することが可能。

サービスは米国とドイツの一部エリアで試験的にスタートする予定。日本については未定。

AWSサプライチェーンの運用に際しては、アクセンチュアがパートナーとして協力する。

(藤原秀行)

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