日本通運、新たな「Sea&Rail(日本海ルート)サービス」開始へ

日本通運、新たな「Sea&Rail(日本海ルート)サービス」開始へ

近海郵船と連携、CO2排出量削減に配慮

NIPPON EXPRESSホールディングスは12月15日、傘下の日本通運が近海郵船と連携し、新たに日本海ルート(福井・敦賀港~博多港)の海上輸送と鉄道輸送を組み合わせた「Sea&Railサービス」を12月16日に始めると発表した。

環境配慮型の輸送手段および将来的な労働力不足などにも対応する輸送サービスとして、積極的に顧客へ提案していく予定。


「Sea&Rail日本海ルート」の概要


日本通運・戸田晴康執行役員(左)と近海郵船・大森泰範取締役(いずれもプレスリリースより引用)

輸送ルートを複線化し、災害発生時の輸送障害区間を回避可能とすることで、起業のBCP(事業継続計画)に配慮。日本通運が独自に開発した鉄道・海上双方で使用可能なRSVコンテナを利用することで、荷物を取り出して積み替えることなく鉄道と海上の間を相互にシフト可能。鉄道やトラック輸送と組み合わせることで、港から離れた場所でも集配に対応できるという。

今後も近海郵船と新たなルートの開発を検討するとともに、その他のフェリー会社とも連携し、Sea&Railサービスの拡充に取り組む。

(藤原秀行)

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