コンテナは建設残土などエコ関連物資と積み合わせ貨物が好調
JR貨物が2月13日に発表した「輸送動向について(平成31年1月分)」によると、当月の輸送量(速報値)は256万1000トンで前年同月比1.3%減となった。東北線、日本海縦貫線などでの輸送障害や山陽線復旧工事の影響から高速貨物列車112本が運休したものの、前年同月(高速貨物列車350本、専用貨物列車4本)との比較では大幅に減少・改善した。
コンテナは0.4%減の164万1000トン。関東地区の建設発生土や焼却灰などエコ関連物資が44.8%増の5万5000トンと大きく伸長したほか、関西~東北地区間における積み合わせ貨物が5.1%増の21万6000トンと好調だった。また家電・情報機器も小幅ながら前年同月を上回った。
しかし化学工業品(14万6000トン、6.4%減)、化学薬品(12万1000トン、4.4%減)は国内需要の減少、紙・パルプ(23万6000トン、2.5%減)も国内販売の不振、自動車部品(6万8000トン、7.2%減)は輸出用の低調などにより、コンテナ全体では引き続きマイナス基調で推移した。
車扱は3.0%減の92万トン。石油(64万8000トン、0.4%減)は前年同月よりも気温が若干高めだったことから灯油などの需要が減少、セメント・石灰石(13万1000トン、8.9%減)は在庫調整の影響を受けた。
(鳥羽俊一)
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