AI活用の自動配車管理システム手掛けるLogpose Technologies、VCのジェネシア・ベンチャーズから8000万円調達

AI活用の自動配車管理システム手掛けるLogpose Technologies、VCのジェネシア・ベンチャーズから8000万円調達

人材採用・組織拡大に充当

AIを活用した自動配車管理システムなどを手掛けるLogpose Technologies(ログポーステクノロジーズ、東京都渋谷区)は1月12日、ベンチャーキャピタル(VC)のジェネシア・ベンチャーズを引き受け先として、プレシリーズA(創成期)の第三者割当増資を実施、8000万円を調達したと発表した。

物流業界が直面する大きな課題に対して、より加速的な成長を実現する必要性を感じ、資金調達に踏み切った。調達した資金は人材採用・組織拡大に充てる。

ログポースは大学教授をはじめとしたアカデミックな分野で技術を培ったスペシャリストと、大手企業出身のビジネス推進力を併せ持つAI・データサイエンスの精鋭集団として2018年に設立。「世界中の荷物情報を整理し、流通を最適化する。」をミッションに掲げ、2021年から物流業界の最適化、効率化のためのAI最適化アルゴリズム「LOG Algorithm」を開発。

21年12月には「LOG Algorithm」を搭載した自動配車管理システム「AI自動配車アシスタント LOG」の提供をスタートした。


(ジェネシア・ベンチャーズ提供)

「AI自動配車アシスタント LOG」は運送会社が日々行っている配車管理・配送計画作成業務をAIで自動化するシステム。ドライバーの勤怠や配送時間指定、車格指定といった複雑な制約条件を加味した配車組みを、数十秒から数分程度で最適に出力できるのが特徴。

さらに、近くの車両と配送先をマッチングさせるアルゴリズムを搭載しているため、複数拠点にまたがる複雑な配車計画も一括で作成することが可能。各機能を駆使し、最適な配車組みによる「利益率の向上」、属人的な配車作成業務の「標準化」をAIが実現できると見込む。

(藤原秀行)

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