クックパッドマート、生鮮宅配ボックス「マートステーション」の設置数が1000カ所突破

クックパッドマート、生鮮宅配ボックス「マートステーション」の設置数が1000カ所突破

徒歩数分で多様な食材入手できる「隠れ買い物困難者ゼロ」実証実験を開始

クックパッドは2月13日、1都3県で展開している生鮮食品EC「クックパッドマート」の商品受け取り用生鮮宅配ボックス「マートステーション」の設置数が、サービス開始から約4年で1000カ所を突破したと発表した。

マートステーションは、マンション共用部やコンビニエンスストア、駅など生活動線上に設置することで、生活者の「買い物の課題解決」とクックパッドがミッションに掲げる「毎日の料理を楽しみにする」の実現を目指している。

クックパッドマートには生産者、市場の仲卸、専門店など多様な食のつくり手が1万2000種以上の食品を出品。ユーザーはアプリで注文し、マンションやコンビニに設置されたマートステーションで1品から送料無料で新鮮な食品を受け取ることが可能。

今後は食品の買い物に課題を抱えていた「隠れ買い物困難者」をゼロにするための実証実験を行う予定。第1弾として「徒歩5分圏内で手軽に様々な食品が入手できる状態」を整備するため、東京都目黒区・品川区の半径6km圏内に100カ所のマートステーション設置を目指すほか、コアターゲットを東急東横線の学芸大学駅・都立大学駅周辺エリアに定め、ユーザー対象のヒアリングやエリア限定商品の販売、マルシェ、保育園と連携した子育て割引などを実施する計画。

2023年1月にユーザーを対象に行った調査では、ユーザーの多くは30〜50代で、配偶者・パートナー、子どもと同居。就業状況を尋ねた質問では、80%以上が有職者であると回答したことから、クックパッドマートは実際に核家族の共働き子育て世帯(DEWKs世帯)を中心に活用されているとみている。

また、主なクックパッドマートの利用理由として「1品から注文できる」(67.5%)、「市場や産地直送の新鮮な食材が買える」「送料が無料」(56.2%)、「アプリで事前に注文できる」(55.6%)が挙げられている。クックパッドは送料を気にせずアプリを活用して手軽に注文できる点や食材の鮮度などが評価されていると分析している。

(藤原秀行)※いずれもクックパッド提供

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