上場リート資産運用会社の9割、ライナフの「スマート置き配」採用と発表

上場リート資産運用会社の9割、ライナフの「スマート置き配」採用と発表

オートロックのマンションでも対応可能に、物件の差別化などメリット期待

不動産分野の業務デジタル化を手掛けるライナフは2月15日、自社で展開しているサービス「スマート置き配」に関し、マンションなどをポートフォリオに組み入れている上場リート投資法人の資産運用会社22社中、9割の20社が採用したと発表した。

スマート置き配はオートロック付きマンションに、エントランス用スマートロック「NinjaEntrance(ニンジャエントランス)」を取り付け、共用エントランス部分の鍵をデジタル化することで、配達員が部屋の前など、受け取り側があらかじめ指定した場所へ荷物を届けられるようにする。


ヤマト運輸の配送パートナーが置き配している様子・写真は同社提供

ライナフは上場リートの資産運用会社が同サービスを導入した理由として、運用している物件の差別化やSDGsへの取り組みを挙げている。

スマート置き配導入で宅配ボックス不足の解消に加え、入居者が宅配ボックスに届いた重い荷物を、自分で運ばず玄関前で受け取ることが可能になるなど、様々なメリットがあると説明。

併せて、宅配荷物の再配達減少を後押しし、輸送時のCO2削減やトラックドライバーの長時間労働規制が強化される「2024年問題」に悩む物流会社の人手不足緩和にも貢献できるとみている。

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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