独ボロコプターが「空飛ぶクルマ」の型式証明を国交省に申請、住友商事から出資受け入れも

独ボロコプターが「空飛ぶクルマ」の型式証明を国交省に申請、住友商事から出資受け入れも

国内3例目

国土交通省は2月21日、「空飛ぶクルマ」の開発を手掛けるドイツのVolocopter(ボロコプター)が開発中の機体について、航空法に基づき、同社から大量生産に不可欠な型式証明の申請を同日付で受け付けたと発表した。

国交省が空飛ぶクルマの型式証明申請を受理するのは3件目。今後、開発の進捗に合わせて欧州航空安全当局(EASA)とも連携し、航空機の安全性や環境適合性を審査する。

ボロコプターが開発しているのは電動・垂直離着陸型の航空機(eVTOL)。空飛ぶクルマは日本でこれまでに、国内のスタートアップSkyDrive(スカイドライブ)が2021年10月、米国のJoby Aviation(ジョビ・アビエーション)が22年10月にそれぞれ申請している。

ボロコプターに関しては、住友商事が2月21日、出資したと発表した。具体的な出資額は開示していない。先進技術の実用化で協力し、空飛ぶクルマを活用した事業を成長させていきたい考え。


ボロコプターが開発を進める「空飛ぶクルマ」(住友商事提供)

(藤原秀行)

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