パナソニックコネクト、クラウド型現場映像活用サービス「Cameleo」を提供開始

パナソニックコネクト、クラウド型現場映像活用サービス「Cameleo」を提供開始

サプライチェーンや社会インフラなど様々な現場のDX支援

パナソニック コネクトは2月24日、現場の映像データの管理と活用を同一プラットフォーム上で実現するクラウドサービス「Cameleo(カメレオ)」を3月29日に始めると発表した。

セキュリティカメラなど多様なデバイスで記録された映像・画像データの蓄積・管理と、様々なアプリケーションとのAPI連携を可能にすることで、現場映像を活用した業務の革新・効率化を実現する。

1月にパートナープログラムの運用を開始しており、プログラムに参加する共創パートナー企業とサービスを生かした新たな価値創出を加速させる。

サプライチェーンや社会インフラなどの現場では、セキュリティカメラの監視・防犯目的での利用に加え、人や物の動きの可視化・分析による提供サービスの高度化や業務効率化の需要が高まっており、セキュリティカメラを使用したリモートモニタリング関連サービスの市場規模は、2019年の17億円から30年には720億円(42.4倍)へ大幅に伸びることがみこまれている。

一方、映像データの活用が進みづらい現場も数多く存在しており、例えば日本全国に店舗や営業所を構える企業では、拠点ごとに異なるカメラを使いローカルでデータ管理を行っていることも多く、全拠点のデータを同一システム上で管理、活用をするためには多くの手間やコストが必要となる。河川や高速道路など監視対象が屋外かつ広範囲に点在する現場では、録画機器の設置が難しくデータの蓄積や活用が困難。

パナソニックコネクトはこのような現場でも映像データを手軽に活用できるサービスの提供に踏み切る。

映像データを活用したソリューションを開発する企業に向けて、一部の機能をお試しで使えるβ版を2022年11月から提供。今回は全ての機能を利用できる正式版として本格的に提供する。

CameleoはPCやスマートフォンから操作が可能なポータル画面や大規模拠点の運用にも柔軟に対応できるユーザーや登録機器の階層管理機能など、ユーザーに寄り添った様々な便利機能を標準搭載。さらに、幅広い画質への対応や豊富なAPI群を提供することで、画像解析やアプリケーション開発といった多様なニーズに対応する。

さらに、用途に合わせて選択できるプランを用意し、コストの最適化にも貢献することを目指す。


操作画面イメージ(左:PC、右:スマートフォン)


操作画面イメージ(左:PC、右:スマートフォン)

【パートナープログラム 概要】
当社と共に本サービスを拡販・展開いただけるパートナー企業を、様々なサポートメニューにより支援します。すでにβ版を活用いただいているパートナー企業との共創活動を加速させるため、正式版の提供開始に先駆けて2023年1月より運用を開始しました。本日時点ですでに業界をリードする5社に加入いただき、本サービスを活用した共創活動をスタートしています。2023年度中の加入企業数40社を目標とし、パートナー企業との新たな価値創出を加速させていきます。

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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