双方の物流サービスのノウハウ結集、「2024年問題」解決など目指す
HacobuとBIPROGY（ビプロジー、旧日本ユニシス）は2月27日、輸配送領域で協業することを柱とした資本・業務提携契約を締結したと発表した。
BIPROGYが2020年7月に設立した100％子会社で企業のDXサポートを手掛けるEmellience Partners（エミリエンスパートナーズ）がHacobuの第三者割当増資を2022年11月29日に引き受けて資本参加。4.9億円を出資した。
BIPROGYが展開しているトラック予約受付サービス「SmartTransport（スマートトランスポート）」とHacobuのトラック予約受付サービス「MOVO Berth（ムーボ・バース）」の統合をはじめ、双方の物流サービスのノウハウを集結するとともに、Emellience Partnersの資本参加で連携を強化。
トラックドライバーの長時間労働規制が強化される「2024年問題」など、様々な社会課題の解決を図る。
（HacobuとBIPROGY提供）
提携に則り、BIPROGYのサービス「SmartTransport」を4月1日付でHacobuへ譲渡し「MOVO Berth」に統合。トラック予約受付サービスの規模拡大を図る。
併せて、Hacobuが有するクラウド物流管理ソリューション「MOVO（ムーボ）」をBIPROGYが販売するほか、Hacobuが強みを持つコンサルティングサービスと、BIPROGYが得意とするシステムインテグレーションサービスの相互連携・データ活用による新たな価値創造なども目指す。
（藤原秀行）
