都内ガソリンスタンドでユーグレナの次世代バイオ燃料を一般向けに初販売

都内ガソリンスタンドでユーグレナの次世代バイオ燃料を一般向けに初販売

1カ月間、カーボンニュートラル実現に期待

ユーグレナは3月6日、日東石油が運営する丸紅エネルギー系列の「東瑞江サービスステーション」(江戸川区東瑞江)と、ライフ白銅が運営する「セルフかつしか6号店」(葛飾区白鳥)の2カ所のサービスステーション(ガソリンスタンド)で、化石由来の軽油に代わって次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」の一般販売を開始したと発表した。


給油式に参加した(左から)ユーグレナ・出雲充社長、東京都産業労働局・根本浩志次長、丸紅エネルギー・本郷孝博社長

 
 

一般販売の開始は2022年10月にユーグレナが東京都と締結した「バイオ燃料導入促進事業に係る協定」に基づいて実施。「サステナブルステーションTOKYO」をテーマとして、SS2カ所でサステオを3月下旬ごろまでの約1カ月間にわたり一般向けに販売する。

今回使用するサステオは、バイオマス(生物資源)を原料とし、都営バスのエンジンに対して内燃機関を変更することなく使用することが可能な次世代バイオディーゼル燃料。

燃料を使用する際の燃焼段階ではCO2を排出するが、原料のバイオマスが成長過程で光合成する際にCO2を吸収するため、燃料を使用した際に発生するCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されている。

(藤原秀行)※写真はユーグレナ提供

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