米金融機関破綻などで株式市場動向を考慮
九州を地盤に小売や物流など多様な事業をグループで全国展開しているトライアルホールディングス(HD、福岡市)は4月3日、東京証券取引所グロース市場への上場を延期すると発表した。
4月12日付で上場する予定だった。
トライアルHDは「昨今の(米国などの)金融機関の破綻等を契機とした混乱が続く中、株式市場に関する動向等を総合的に勘案した」と上場延期の理由を説明。今後、株式市場の様子を見ながら、あらためて上場の次期を検討すると強調している。
トライアルHDはグループでディスカウントストアを展開。生鮮食品や日用雑貨品、アパレル、ホビー用品など多彩な商品を取り扱い、24時間営業を原則としている。
グループには100%子会社で九州を中心にチルド物流などを展開しているティー・エル・エスを抱えている。
(藤原秀行)