物流の自動化実現
オープンロジは4月13日、ECサイト構築支援Shopify(ショッピファイ)で立ち上げたECサイトに「お試し購入」機能を追加できるアプリ「har try(ハルトライ)」と連携を開始したと発表した。
har tryはスタートアップのhar(ハル)が開発した。har tryを導入しているShopifyマーチャント(ShopifyでECサイトを開設したEC事業者)は、オープンロジの包括的な物流支援サービスを使うことで、顧客が試着として注文した未決済処理の商品の取り込みから配送指示までの物流業務を自動化できるのがメリット。
さらに、決済処理済みの購入商品と、試着として注文した未決済商品を同梱して配送することも可能になる。物流業務の効率化と顧客サービス向上の両方を実現できるのがメリットと見込む。
従来、Shopifyマーチャントがhar tryを導入して商品ページに「お試し後に購入」のボタンを追加した場合、物流オペレーションが煩雑になる傾向があった。通常の「購入」ボタンからの注文は配送住所などの必要情報入力と決済処理の両方が完了した状態で
確定。一方、「お試し後に購入」ボタンからの注文は、配送住所などの必要情報が入力完了しているが未決済の状態で確定され、ECサイトからの注文情報が異なるため、EC事業者はひも付く物流オペレーションを分けて構築する必要があったた。
オープンロジは、Shopifyで構築したオンラインストア上で決済処理済みの購入商品だけでなく、未決済のままで配送先の住所などの必要な情報が入力された「お試し後に購入」も自動で取り込み、配送手配までの設定ができるようにシステム開発し、har tryと連携することで煩雑な物流を解決できるようにした。
(藤原秀行)※プレスリリースより引用