ラサールが大阪湾岸エリアで開発の5万㎡マルチ型物流施設竣工、SBS東芝ロジなど入居確定

ラサールが大阪湾岸エリアで開発の5万㎡マルチ型物流施設竣工、SBS東芝ロジなど入居確定

南港から6km、市内配送と広域輸送の両立可能

ラサール不動産投資顧問は4月14日、大阪市住之江区の大阪湾岸エリアでマルチテナント型物流施設「大阪住之江物流センター」が3月31日に竣工したと発表した。

竣工時点でSBS東芝ロジスティクス、女性向けアパレル製品メーカーGioの入居が決定している。

地上4階建て、延床面積は4万9668㎡のボックス型。倉庫や事業所などが集積する工業専用地域に位置し、24時間365日のオペレーションが可能。

阪神高速道路15号堺線の玉出ICから約2.5km、大阪南港から約6km、大阪中心部へ約10kmと、大阪市内を中心とした一大消費地をはじめ近郊都市へのアクセスにも強みを持つ立地。


外観写真

1階に3面接車可能なトラックバースを備え、倉庫の梁下有効は高さ5.5m以上と基本的なスペックを確保。荷物用エレベーターを4基、垂直搬送機を6基設置し、効率的な荷役業務を可能にしている。

BCPの面では、共用部・荷物用エレベーターなどの電力を72時間程度維持する非常用発電機を設置。キュービクル(高圧受電設備)や室外機といった各種設備・機器をラサール社内の想定浸水ラインより上部に取り付け、災害時のオペレーションへの影響を抑制できるよう配慮している。

環境面では庫内でLED照明や人感センサー、節水型衛生器具を配置するなどの工夫を凝らしている。CASBEE(建築環境総合性能評価システム)の評価「Aランク」、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)で最高の5つ星とZEB Readyの評価認証の取得を予定している。

所在地 大阪府大阪市住之江区柴谷一丁目2番25号
敷地面積 23,872.30㎡
延床面積 49,668.82㎡
構造 鉄骨造、地上4階建
用途 マルチテナント型物流施設
竣工 2023年3月31日
設計・監理 大日本土木株式会社一級建築士事務所
施工 大日本土木・加賀田組建設共同企業体
施主 関西1プロパティー特定目的会社

※建物は検査済証記載ベース、土地は実測ベース

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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