週1便運航、外航母船と接続可能に
井本商運は4月17日、中国系の大手外航船社オリエント・オーバーシーズ・コンテナ・ライン(OOCL)と連携し、熊本港と阪神港(国際コンテナ戦略港湾)を結ぶ内航フィーダーサービスを開始すると発表した。
初便となる100TEU(20フィート標準コンテナ換算)型コンテナ船「ときわ」(499G/T)が同日、熊本港に入港した。
同社は新サービスを活用することで、熊本発着の貨物が神戸港の外航母船と接続できるようになると説明。熊本港への配船頻度は 1週間に1便を予定している。
今後は輸出入貨物の内航フィーダー輸送と国内貨物のモーダルシフト輸送の両面から、環境問題に貢献するとともに、トラックドライバーの長時間労働規制が強化される「2024年問題」に代表される国内輸送の働き方改革への対応・国内長距離輸送の効率化に向け、阪神港でトランシップすることで京浜港への国内輸送ルートを新たな選択肢として提示。顧客の利便性向上と両港の貨物量増大を後押ししていきたい考え。
熊本港に入港した「ときわ」(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)