商船三井、みずほ銀行とSDGs実現取り組む企業向けの「ポジティブ・インパクトファイナンス契約」締結

商船三井、みずほ銀行とSDGs実現取り組む企業向けの「ポジティブ・インパクトファイナンス契約」締結

融資枠最大950億円

商船三井は4月27日、SDGs(国連の持続可能な開発目標)実現に取り組む企業を対象とした融資「ポジティブ・インパクトファイナンス」(PIF)によるコミットメントライン(融資枠)契約をみずほ銀行と締結したと発表した。

PIFは国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)の作業部会が2017年に発表したSDGs達成を後押しする金融の枠組み「ポジティブ・インパクト金融原則」に則った手法。企業活動が環境・社会・経済に与えるインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析・評価し、インパクトの向上・改善に向けた企業活動を支援することに主眼を置いている。

商船三井がみずほ銀行と締結した「Mizuhoポジティブ・インパクトファイナンス」は、みずほリサーチ&テクノロジーズが独自に開発した「インパクト評価フレームワーク」を活用して企業活動の社会的インパクトを包括的かつ定量的に評価。ポジティブなインパクトを生み出す意図を持つと確認した場合、取り組みを継続的に支援するために融資する。

今回のPIFの期間は7年で、融資限度額は7億ドル(約950億円)と設定している。SDGs達成のために設定している様々なKPI(重要業績評価指標)の達成度合いは統合報告書などで開示する。

(藤原秀行)※いずれも商船三井提供

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