バイナルと日立システムズ、輸出入通関申告自動計算システムのクラウド版サブスク開始

バイナルと日立システムズ、輸出入通関申告自動計算システムのクラウド版サブスク開始

中堅・中小業者のDX推進を支援

バイナルと日立システムズは7月3日、輸出入通関申告自動計算システム「TOSS-CUSTOM/D」のクラウド版サブスクリプションサービスを同日開始したと発表した。


「TOSS-CUSTOM/D」サブスクリプションサービスの導入イメージ

バイナルが手掛ける国際物流システムTOSSシリーズは輸出入・通関業務を手掛ける大手商社、メーカー、貨物利用運送事業者(フォワーダー)への納入実績でシェアトップに達している。日立システムズはTOSSシリーズのクラウド基盤を「おてがる Cloud スターターパック」で支援し、これまで大手通関業者を中心にクラウド版のTOSSシリーズを100社以上に提供している。

これまでの実績を基に「おてがる Cloud スターターパック」をクラウド基盤に採用。通関業務に関わる標準的な機能を網羅した。バイナルはこれまでのカスタマイズが可能なクラウド版の「TOSS-CUSTOM/D」(エキスパート版)に比べて安価なクラウド版サブスクリプションを提供し、2025年度までに200社への導入を目指す。本サービスの提供を通じて中堅・中小の通関業者のDX推進を支援したい考え。

国際物流の需要は越境ECの利用拡大などで年々高まっており、輸出・輸入の申告許可件数も右肩上がりとなっている一方、通関士ら業務従事者数は横ばいで、紙や表計算ソフトウェアなどのアナログな作業を中心とした1人当たりの業務負担は膨れ上がっている。通関業務のDX化による効率化が急務で、中堅・中小の通関業者でもニーズが高まっているのに対応する。

バイナルは本サービスを月額8万8000円(1アカウント5ユーザーまで)で提供。導入する通関業者は、標準的な通関業務の全般に対応できる「TOSS-CUSTOM/D」を安価なサブスクリプションサービスとして利用できる。

通関業務のDX化による業務効率化の効果をバイナル社内で検証した結果、通関業務全体で40%程度の工数削減が可能という。具体的には通関台帳の作成で60%削減、輸入関税・消費税の計算で50%削減、インボイス明細・計算書・合算明細書の出力で20%削減などの効果を確認した。


(いずれも両社提供)

(藤原秀行)

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