マルハニチロ物流、Hacobuのトラック予約受付サービス「MOVO Berth」を全国12拠点へ導入拡大

マルハニチロ物流、Hacobuのトラック予約受付サービス「MOVO Berth」を全国12拠点へ導入拡大

「待機時間30分以上ゼロ」目指す

Hacobu(ハコブ)は7月12日、マルハニチログループのマルハニチロ物流が、Hacobuのトラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」を全国主要12拠点に導入することを決めたと発表した。6月から順次、稼働を開始している。

マルハニチロ物流は2022年8月、東京都大井埠頭の東京水産ターミナルでトラック受付業務の効率化を目的としてMOVO Berthの運用をスタート。効果を踏まえ、さらに11拠点への新規に導入することを決めた。トラックの受付から予約まで活用範囲を広げ、トラック車両の待機削減を目指した取り組みを加速させる。

マルハニチロ物流は、MOVO Berthの導入拡大で目前の待機車両の課題について、拠点有責の待機時間30分以上ゼロを目指す。長期的には、「物流DX」によるペーパーレス化やMOVOを活用して庫内作業とバース管理を連携することで、物流の効率化による生産性向上につなげていきたい考え。


(Hacobu提供)

マルハニチロ物流が2022年にトラックの車両待機時間問題に向けた対策を検討していた際、同業他社が集まる情報交換の場で、待機時間削減に成功している事例を聞いたことが導入への契機になったという。MOVO Berthは冷凍冷蔵倉庫業界で活用が広がっていることも決断の背中を押した。

(藤原秀行)

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事