設備点検用の飛行計画を容易に作成、作業時間やコストの大幅削減効果見込む
ACSLは7月24日、同社が手掛ける、セキュリティ対策を強化した国産の小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」で、三井E&Sとゼンリンデータコムが共同開発したフライトプラン生成アプリケーション「ドローンスナップ」と同日、連携を開始したと発表した。
本連携でアプリを活用して設備点検用のフライトプランを簡単に作成できるようになり、点検時間やコストの大幅削減につなげられると見込む。
小型空撮ドローンSOTEN(蒼天)
「ドローンスナップ」は、点検前に3D空間上で点検対象に対する撮影設定と、飛行ルート生成・プレビューを行うことで、高度な設備点検を可能にするアプリ。点検対象設備の3Dモデルや点群を読み込んで、3D空間でドローンの自動飛行ルートを作成する。
ドローンに設置するカメラとも連動し、点検時に必要とされるアングルで撮影設定できる。
【製品概要】
■SOTEN(蒼天)
寸法 |
アーム展開時:637mm×560mm(プロペラ含む) |
機体重量 |
1,720g(標準カメラ・バッテリー含む) |
最大離陸重量 |
2,000g |
最大飛行時間 |
標準カメラ搭載時、風速8m/s条件下:25分 |
最大伝送距離 |
4km(障害物や電波干渉がない場合) |
防塵・防水性 |
IP43(カメラ、ジンバル、バッテリー搭載時) |
標準カメラ |
動画4K対応 静止画時2,000万画素 |
オプションカメラ |
赤外線カメラ+可視カメラ、マルチスペクトルカメラ、光学ズームカメラ |
GNSS |
GPS+QZSS(準天頂衛星みちびき)+SLAS/SBAS |
(藤原秀行)※いずれもACSL提供