商船三井、「風化促進」技術活用したCO2除去プロジェクトでアジア最大級の排出権取得

商船三井、「風化促進」技術活用したCO2除去プロジェクトでアジア最大級の排出権取得

インド企業と連携、トータル1万t分予定

商船三井は4月24日、インドのAlt Carbon(アルトカーボン)が推進している、岩石を用いてCO2を除去する「風化促進」技術を活用したプロジェクト「Darjeeling Revival: Alt × MOL」( ダージリン・リバイバル:オルト×エムオーエル)を通じ、同技術としてはアジア最大級となる2500tの炭素除去(CDR)クレジット(排出権)を取得したと発表した。

今後、Alt Carbonから合計1万tのCDRクレジットを受け取る予定。CDRクレジットで排出量を相殺し、脱炭素に貢献していくことを目指す。




インド西ベンガル州の農地に散布される玄武岩粉末

風化促進技術はインド西ベンガル州の茶園や農地に玄武岩粉末を散布し、雨水中のCO2を炭酸塩として固定化している。

固定化した炭素は河川を経て海洋に移動し、最終的に炭酸カルシウムとして1万年以上安定的に海中に貯留されるとみられている。CO2を恒久的に除去することができると科学的に検証されている上、土壌のpH改善や栄養分供給を通じた農地の生産性向上など、地域社会にも多面的な便益をもたらすという。

プロジェクトで創出したクレジットは、海外の審査機関Isometricが認証しており、国際的な信頼性を担保し、クレジットの品質と環境価値を明確に示すことができる。

(藤原秀行)※いずれも商船三井提供

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