効率化促進図る
川崎汽船は7月26日、インドのDIABOS Global(ディアボス・グローバル)と、港費精算に関する業務委託契約を締結したと発表した。
DIABOSは川崎汽船のインド事業でパートナーを組んでいるJM Baxi(バクシー)Groupに所属。ムンバイに本社を置き、世界の多数の船社から港費精算処理を専門的に受託しており、豊富な実務経験を通じて多くの関連データを集積している。
川崎汽船はDX戦略で掲げる陸上、海上、データ、人材、セキュリティの5つの視点によるDX推進に取り組んでいる。陸上およびデータのDXに関する取り組みとして米Veson Nautical(ヴェソン・ノーティカル)が提供する用船契約、収支管理、燃料管理など一連の運航管理業務を網羅するシステム「VESON IMOS Platform(ヴェソン・アイモス・プラットフォーム、VIP)の導入を2024年に予定している。
世界中で展開している不定期船事業で日々大量に発生している港費の内容の査定・仕訳やVIPシステムへの入力を含む港費処理業務を、DIABOSに委託し、DIABOSとVIP の連携を図ることにより、業務効率や予実精度の向上など、広く業務品質の改善を図る。
調印式に臨む(左から)川崎汽船・森田公平ドライバルク企画調整グループ長、Diabos・Mr.Rohit Khera、Ms.Meera Kumar (CEO=最高経営責任者)、川崎汽船・田口雅俊常務執行役員、“K”LINE (INDIA) ・張健文氏、川崎汽船バルクキャリアグループ・林氏(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)