いすゞとUDトラックス、京都・綾部に初の協業拠点設立

商品ラインアップに加え、営業・アフターサービスも取り組み強化

いすゞ自動車とUDトラックスは8月10日、両社初となる営業・アフターサービス協業拠点を京都府綾部市に開設すると発表した。8月17日に営業を開始する予定。

初の協業拠点（両社提供）

本拠点は、いすゞグループの販売会社、いすゞ自動車近畿（大阪府守口市）が運営する綾部営業所と綾部サービスセンターの移転と、UDトラックスの新たなカスタマーセンター設立を合わせて実施し、協業拠点の形で開設・運営する。

新たな協業拠点はいすゞとUDトラックスの両ブランドのアフターサービスを1カ所で受けられるようにするなど、ユーザーの利便性向上に注力。さらに、舞鶴若狭自動車道および京都縦貫自動車道の各ICに近く、移転前と比べて敷地を約2倍、建屋を約1.3 倍にそれぞれ拡張している。

電気自動車（BEV）の充電器を備え、今後BEV を選択するユーザーのニーズにも対応している。太陽光発電パネルやLED照明、バイオ式工場排水処理装置を設置して環境面に配慮したほか、スポットエアコンを導入してメカニックの労働環境改善にも努めている。

いすゞが2021年4月、UDトラックスを買収して以降、両社は各領域で協業を進め、今春には共同開発したトラクタヘッドを発表するなど、商品面でのラインアップ拡充も実現させている。営業・アフターサービスネットワークの面でも両社の協業を深め、協業拠点の設立を実現させた。

両社合わせて国内で400拠点を超える商用車サービスネットワークを展開しており、今後も地域の実情を踏まえ、さまざまな形態で協業を進めていく考え。

＜協業拠点の概要＞

（藤原秀行）