有翼式再使用型ロケット研究手掛ける東京理科大発のSPACE WALKER、リアライズグループなどから7.13億円調達

有翼式再使用型ロケット研究手掛ける東京理科大発のSPACE WALKER、リアライズグループなどから7.13億円調達

調達で17.5億円超に到達

東京理科大学発のベンチャーでロケット開発を手掛けるSPACE WALKER(スペースウォーカー)は8月10日、リアライズグループをリードインベスターとして、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、JALグループのJALUXなどを引き受け先とするシリーズA(プレシリーズA含む)ラウンドの資金調達を実施、7.13億円を確保したと発表した。

累計の資金調達金額は17.54億円に達した。

スペースウォーカーは、誰もが飛行機に乗るように自由に地球と宇宙を往き来する未来を目指し、持続可能な宇宙輸送手段を提供するために、有翼式再使用型ロケット(サブオービタルスペースプレーン)の研究・開発を担っている。宇宙開発における軽量化の技術を転用し、地球の脱炭素化に資する次世代複合材タンクの開発・製造・販売も展開している。


(スペースウォーカー提供)

今回調達した資金は、サブオービタルスペースプレーンの技術実証、商用機開発、複合材事業の拡大と人員強化、広告宣伝費などの運転資金に充て、事業拡大を目指し、日本国が世界に誇る革新的将来宇宙輸送システムの実現に向けて取り組みを加速させる。

(藤原秀行)

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