「2024年問題」など考慮、成長戦略・事業承継を強力に支援
M&Aキャピタルパートナーズは8月28日、ITや建設、食品の各業界に続き、物流企業のM&Aを支援する専門家チーム「物流業界プロフェッショナルチーム」を立ち上げたと発表した。
豊富な物流業界のM&A支援実績を持つ専門のM&Aアドバイザーが所属。物流企業のM&Aによる成長戦略や事業承継を強力に支援していくのが狙い。
「2024年問題」や小口配送増加による現場負担増、ウクライナ危機などを起因とした燃油などコストアップといった逆風が物流業界に吹き付ける中、経営課題を解決し経営基盤をさらに強化するための成長戦略としてM&Aが活発化しているのに対応。専門家チームを発足させることにした。
大企業から中堅・中小企業まで幅広い企業規模の物流関連企業のM&Aを支援するほか、プライベートエクイティファンドを含めた約5万社の譲り受け候補から最適なM&Aマッチングの相手を提案できるよう取り組む。
2021年の物流業界のM&A件数は過去最多の94件に達し、22年も82件、23年上半期(1~6月)は39件と高い水準で推移している。
物流業界のM&A件数推移(いずれもM&Aキャピタルパートナーズ提供)
(藤原秀行)