東京建物がウェブで物流施設の3D空間撮影写真公開、内覧や庫内仕様確認容易に

第1弾は東京・あきる野と千葉・習志野の2物件、順次拡大へ

東京建物は9月21日、自社で開発する物流施設「T-LOGI」シリーズに関し、気軽に物件の内覧ができるよう、特殊カメラ「Matterport（マーターポート）」による3D空間撮影を実施、ホームページ上で公開する取り組みを始めると発表した。

Matterportを活用することで、現地に足を運ばず、オンラインでリアルな物件内覧が可能になる。

まず、現在入居者を募集している竣工済みの物件「T-LOGIあきる野」（東京都あきる野市）、「T-LOGI習志野」（千葉県習志野市）で採用。順次対象の案件を広げていく予定。

Matterportは対象空間を3Dスキャン撮影し、立体画像を作成できるのが特徴。撮影画像は超高画質で細部まで建物内の様子を確認できるため、実際に建物内で見ているような感覚をもたらす。倉庫内の各所には床荷重、梁下有効高などのデータを記載。内覧と同時に倉庫内の仕様を確認することも可能。

物件と離れた場所に拠点を構えていたり、内見の時間を十分に確保できなかったりするケースでも気軽に物件を確認できるようになり、物件の魅力をより正確に伝えられると期待している。

「T-LOGIあきる野」Matterport撮影画像

■画面操作説明

〈画面上に表示されるアイコン〉

（1）画面左下に表示されるアイコン
①「Dollhouse」を表示（操作画面左下：一番左）
各階または全フロアを立体的に見ることが可能。設置されたラベルやタグなどがどの位置にあるかも分かる。あるフロアを選択している状態で他のフロアを見たい場合は、薄く表示されているフロアを選択（クリック）するとそのフロアを見ることができる。全体を表示したい場合はフロアセレクター（左下：左から3番目）で「すべて」を選択すると表示される。

②平面図を表示（操作画面左下：左から2番目）
各階の平面図を表示できる。見たいフロアをフロアセレクター（左下：左から3番目）で選択して表示させる。

③フロアセレクター（操作画面左下：左から3番目）
Dollhouseまたは平面図を選択中に各階を表示できる。

④測定モード（操作画面左下：一番右）
表示されている空間のサイズを測ることができる。Dollhouse・平面図のどちらでも使用可能。画面真ん中のプラス（＋）を押し、スタートしたい場所をクリック、終わりたい場所でクリックするとサイズが表示される。

（2）画面右下に表示されるアイコン
⑤このSpaceを共有（操作画面右下：一番左）
撮影された施設をSNSで共有できる。「この場所へのリンク」にチェックを入れコピー、共有すると相手はその場所から見ることが可能。

⑥VRで表示（操作画面右下：左から2番目）
Meta Questなどを使用して仮想現実で見ることができる。

⑦全画面表示（操作画面右下：一番右）
画面全体に表示できる。終了したい場合は「Esc」ボタンを押す。

（3）画面左上に表示されるアイコン
⑧検索
施設内に付けられた名前を検索できる。

⑨「検索」横の企業ロゴ
施設の名前や詳細、関連URLも表示する。

■概要
T-LOGIあきる野（オンライン内覧）

T-LOGI習志野（オンライン内覧）

（藤原秀行）※いずれも東京建物提供