26年頃の量産目指す
車体・特装車架装メーカーのトノックスは10月5日、超小型EV(電気自動車)技術研究組合(METAx)と、バイクと自動車の中間に位置する超小型EV「マイクロ・ユーテリティ・ビークル(MUV)」を共同で開発すると発表した。
MUVは宅配や食品デリバリーなど小型の荷物を取り扱う車両として開発する。
METAxはエイチワン、山田製作所、都筑製作所、ブルースカイテクノロジーの4社で共同研究することを目的に、経済産業大臣の認可を得て設立した法人。今後は事業会社を設立して資金調達を行い、MUVの量産仕様を開発、2026年頃の量産を目指す。
METAxの竹村洋之Project leader(左)とトノックスの殿内崇生常務取締役(トノックス提供)
トノックスは車体製造・特装車架装を敷地面積4万6000㎡の神奈川・平塚工場で、軽乗用車からバス・トラックなどの大型車両まで幅広い車種に対応し、年間3000台超を生産している。MUVの車体組み立て・技術検証で同社の強みを活かしながら量産を達成したい考え。
(藤原秀行)